今年もN中学校から、生徒さんが5名も来てくれました。
まごころ半明原で5日間、職場体験です。
初日の講師はF相談員。サブ講師でH相談員も参加。
しかし介護のうんちくを語ってもうんざりするので、もういきなり体験しましょう!
↓これ何の体験だと思います? 押し相撲?
いえいえ、います。れっきとした介護研修でも学ぶ「ボディメカニクス」という介護行為の基本を理解してもらうためのものです。
まずは、ペアになってお互いに足を閉じた状態で押し合います。
でも、これだとちょっと押されただけでグラグラします。
次に足をしっかり開いて押してみると・・・
今度はグラグラしませんね。
ちょっと難しい言葉ですが「支持基底面積」が広いほど身体は安定するのです。
もうひとつ体験してみましょう。
今度はちょっと重い箱を持ち上げてみます。
この箱を、腰を伸ばしたまま、かつ自分の体から離した状態で持ち上げようとすると、かなりの腕力が必要です。・・・というか、不可能かもしれません。
しかし腰と膝を曲げて、箱に体をしっかり近づけると・・・
簡単に持ち上げられますね。これなら腰を痛めずに済みそう。
介護場面にかかわらず、普段の生活にもこのボディメカニクスの原理を知っておくと役に立つかもしれません。
また介護に欠かせない福祉用具もいろいろ体験しました。
まだみんな若い・・・・というか子どもだから、足が不自由な高齢者のことが実感できなくとも、歩行器を使うと実に(歩くのが)ラクというのはわかってもらえたようです。
さあ、いよいよ車イスの登場です。2つの車イスの違いがわかるかな?
そう、左側は「自走式」と呼ばれ車イス。右側は「介助式」と呼ばれるものです。
この違いをわかりやすく説明するF講師。 皆、真剣に皆聞いていました。
さて、介護には絶対欠かせない「移乗」も体験してみました。
ここで移乗もラクラク「スライディング・ボード」登場!
ベッドからの車イスへの移乗も体験しました。この時気をつけるのは「高さ」
中学生の皆さんも真剣に見入ってます。
しかし、いくら高いところから低いところへの移乗がラクでも、高さに差がありすぎると・・・
と、こんな怖いことになります。(@_@;)
さてこれを踏まえ・・・実際にやってみよー!!レッツ・トライ!
おっ!できたっ!!
本日の午前中の締めは車イス。外に出て体験です。
では、のぼり坂で車イスを押して上がってみましょう!
みんな若いからね・・・のぼり坂でも走って押して上がれるくらい元気です。
乗っている方も押している方も楽しそう。(*^_^*)
しかし、下り坂を前向きで降りるとどれくらい怖いか・・・・
これも体験しないとわからなかったことですよね。
N中の皆さん、ありがとうございました。